モネの池を見た後,午後からはこの旅の主目的である関市の刃物まつりに向かいます。
関の市街地に行くので,ほらどキウイプラザから今度は関板取線という路線バスに乗ります。
私は関駅西口の「関シティターミナル」という停留所まで行ってしまいましたが,刃物まつりのメインストリートへはその二つ手前の「栄町三丁目」で降りれば良かったようです。
かなりにぎわって,混み合っていました,刃物まつり。
ここが祭りのメイン会場である本町通り商店街廉売市です。
お祭ですから通りには露店がずらりと並んでいますが,オレンジ色の屋根はすべて刃物屋さん (笑)。関は多くの刃物メーカーが集まっている街で,この刃物まつりでは各メーカーが出店しているのです。包丁とか,
ナイフとか,
包丁とか,
ナイフとか,
包丁とか,
ナイフとか,
カミソリとか,
砥石とか,
マーフィー岡田とか,
包丁で有名なミソノの露店はなんの飾りっ気もなく,アウトレット品の包丁が防錆紙にくるまれてコンテナ箱に放り込んであるだけというストロングスタイル (?)
包丁やナイフ以外にも,ピーラーとかはさみとか爪切りとか鎌などの様々な刃物や金物が売られています。
それでもやはり包丁を売っているお店が多いのですが,最近はダマスカス鋼の包丁が多いのだなという印象を受けました。
結構いいお値段ですし,ダマスカスという付加価値で単価を上げていこうという戦略なのでしょうか。
ちなみに私は京都丹波産青砥のコッパを一つ買ってしましました。
他にも爪切りや刃物を買ったのですが,それはまた後ほど。
廉売市の露店をひと通り見てまわったら,関鍛冶伝承館という施設に向かいます。
ここでは刀匠による古式日本刀鍛錬の実演が行われています。
刀の鍛錬というと,刀鍛冶がひたすら鉄を叩いて鍛えているというイメージがあるかもしれませんが,実際にはふいごで鉄を赤めている時間のほうが長いんですね。
室内では研ぎや外装技術の実演も行われています。
かの蛍丸の写しも展示中です。
関鍛冶伝承館から少し歩くと,刃物会館という施設があります。
刃物まつりの期間中は関の刃物が少し安く売られています。
刃物会館のはす向かいには,フェザーミュージアム。
中ではフェザーという会社の歴史がその製品とともに紹介されています。
この整然と陳列された歴代の両刃カミソリホルダーを見られただけで,私は大満足です (笑)。ちなみに写真の画面外にもカミソリホルダーの列は続いています。
外には巨大カミソリホルダー。
そうこう見て回っているうちに夕方になってしまい,Gサカイのナイフ博物館に行く時間がなくなってしまったではないですか。明日も来ようかな。
このあと,郡上八幡に向かいます。