フェリーチェ・ベアト展

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館に,フェリーチェ・ベアト展を見に行ってきました。

DIC川村記念美術館

来るたびに毎回思うことですがこの美術館,ほんとに辺鄙なところにあります。京成佐倉駅から送迎バスで約30分。

さて,このフェリーチェ・ベアトという人は幕末から明治にかけて日本に滞在していたイギリス人の写真家なのですが、当時の日本の風景や人々の生活を撮影した写真を多数残しています。

永代橋は木造だけど当時もすごく立派な橋だったんだなとか,生麦事件の現場は畑が広がるど田舎だなとか,金沢八景って何にもないなとか,今の風景と比べるといろいろ面白いです。

鎌倉の大仏は昔も今も変わりませんが,神社仏閣には廃仏毀釈によって現代ではなくなってしまったものも写っていたりします。

フェリーチェさんは何枚かに分けて撮った風景をつなぎ合わせてパノラマ写真にするのが好きらしく,江戸や横浜,長崎などの町を高台から写したパノラマ写真などもあって,当時の町並みがよく分かります。

お城や大きなお寺などの立派な建物はともかく,当時の民家は現代の我々から見ると,だいぶみすぼらしく思えてしまいますが,当時の外国人の目からはどのように見えていたんでしょうね。

 

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