#8 ブレードの鏡面仕上げとハンドルの成形

ブレードを鏡面仕上げにするため,電動ドリルにバフを取り付け,それでブレードを磨く。ドリルの騒音が長時間出つづけるので,日中に行いたい。

ハンドルの成形がまだ終わっていないが,先にブレードを磨くことにする。

ヒルトをロウ付けしたときの銀ロウが,ヒルト近くのブレード表面に残っていたりするので,それを耐水サンドペーパーで磨いて落とす。

鏡面仕上げにするには,ブレード表面全体を#1000以上の細かいペーパーで磨いておく。

それからバフで鏡面仕上げにする。回転するフェルトバフに研磨剤を塗り,そのバフにブレードを当てて磨いていく。

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#7 ヒルトとハンドルの取り付け

熱処理から戻って表面の被膜を落としたブレードに,ヒルトとハンドルを取り付けていく。

まずはヒルトから取り付ける。コの字型に削ったヒルトとブレードを組み合わせ,あらかじめ明けてあった穴にピンを通す。ピンの材質はヒルトと同じニッケルシルバー。

このピンの両端を金づちで叩いてカシメる。

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#6 ブレードの研磨と熱処理

これまでは#40という,非常に目の粗いサンドペーパーでブレードの表面を削ってきたが,ここからはもっと目の細かいサンドペーパーで表面を磨いていく。

#100の耐水サンドペーパーに当て木をしてブレード表面を磨く。今まで#40で削ってきた筋目が消えるまで磨く。

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#5 ブレードを削り出す

「ブレードを削り出す」と言っておきながら,まだブレードは削らない。その前にタングをテーパードタングに削り出したい。

タングとは,ブレードと繋がった鋼材のハンドル部分のことである。ハンドルと同形状のタングを,ハンドル材で挟み込んでいるものをフルタングと呼ぶ。

フルテーパードタング
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#4 ヒルトを削り出す

ヒルトというのはナイフのハンドルの,ブレード側の端に付いている口金のことである。

ヒルトには大概,指を保護するための突起 (つば) が付いているが,つばの無いものをヒルトと呼ぶのかどうか,私はよく知らない。

包丁の口金にはつばが無いのが普通だが,とりあえずここではヒルトと呼ぶことにする。

まず,包丁の側にヒルトがはまる切り欠きを作る。

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