Mikkeller らーめんビール柚子缶

『らーめんビール』という名前だけ見て，ジャケ買いならぬ名前買いしたビール。

デンマークのミッケラーはご存知のとおり，自社で醸造所を持たず，外部に製造を委託しているファントムブルワリーです。このビールを実際に醸造しているのは，ベルギーのD’Proef (読み方が分らん)というところのようです。

私は知らなかったのですが，らーめんビールというのは以前にも缶の絵柄が赤いバージョンがあって，この黄色いものとは少々スタイルが違うのだとか。

以前のものは飲んでないので比較はできませんが，これは結構酸っぱいビールです。ランビックっぽいです。ぽいですが，ミッケラーのサイトを見るとランビックスタイルではなくBelgian Light Aleと書かれているので，野生酵母を使った伝統的なランビックの製法とは違うのでしょう。

その酸味とホップの苦味と柚子の風味。この三つがいい感じに調和していて，ビールだけで飲んでもおいしいのですが，『らーめんビール』ですからラーメンと合わせてみましょう。

買ったお店のPOPには，タンメンに合うと書かれていましたので，タンメンを用意しました。

ローソン『白湯仕立ての野菜タンメン』です。レンジでチンして胡椒をかけるだけ。手抜きですみません。ちょっとスープが少ない気がします。

それで，このビールがラーメンに合うかどうかですが，合います。薬味に柚子を使った柚子塩ラーメンがあるくらいですから，塩ラーメンに柚子の風味は合います。

ところで，このビールは原材料に柚子を使っているので日本の酒税法上は「発泡酒」という扱いになります。缶に堂々と「ビール」と書いてあるので一瞬，「いいのかこれ?」と思ってしまいます。でも，日本語で書いてあるけどこれは外国のビールなんですよね。だからセーフ。